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岡本かの子は1889(明治22)年東京、青山で生まれ、21歳で

岡本一平と結婚し翌年生まれたのが息子岡本太郎です。

かの子は歌人として出発し仏教を研究し33歳頃小説家になる決意をします。しかし処女作「かやの生立」は28歳の時に書かれました。50年という短い生涯のうち本格的に小説を書き出したのは40歳以降です。戯曲にはとても面白いものがあります。

 

(収録作品)底本は全て「岡本かの子全集」筑摩書房刊

 

 戯曲「或る秋の紫式部」「好い手紙」「或る日の幻想」

 小説「鶴は病みき」抜粋 「かやの生立」抜粋

 短編「鬼子母の愛」「愚人とその妻」「小町の芍薬」

   「荘子」「象牙の牀」「茶屋知らず物語」

   「橋」「ひばりの子」 「みちのく」 

  フランスもの「街の尼僧の話」「巴里の唄うたい」「ダミア」

  ドイツもの 「伯林(ベルリン)の落葉」  

 特別編 岡本一平作「泣き虫寺の夜話」